「ミシュランガイド」とは、フランスの有名タイヤメーカー「ミシュラン」によって発行されているグルメレストランガイド。
ミシュランガイド「歴史」
「ミシュランガイド」の発行元である「ミシュラン」は、1889年にミシュラン兄弟(アンドレとエドゥアール)にとって創立された、現在では世界的に有名なタイヤメーカー。
ミシュランという会社自体にも100年以上の長い歴史があり、名前自体も聞いたことがないという人はほとんどいないのではないでしょうか?
そして「ミシュランガイド」とはもともとは、ドライバーさんのためのガイドブック。
ミシュランガイドの歴史は古く、初版は1900年8月に発行されたそうです。
タイヤメーカーが発行したものということもあり、レストランに限らず、タイヤの修理方法などの車に関することも掲載されていたのだとか。
ミシュランガイドに最初に★が登場したのは1923年で、快適で適正な値段のレストランに付与されていたのですが、それが徐々に料理のおいしさを示すように変わっていったそうですよ。
ミシュランガイド「評価基準」
ミシュランガイドは★の数によってレストランの評価をつけていることが特徴で、
「★(一つ星)」… そのカテゴリーで特においしい料理
「★★(二つ星)」… 遠回りしてでも訪れる価値のあるすばらしい料理
「★★★(三つ星)」… そのために旅行する価値のある卓越した料理
という評価基準で★がつけられているそうです。
レストランの評価については、ミシュランガイド編集部に寄せられるあらゆる情報を参考にするそうで、
「素材の質」
「調理技術の高さ、味付けの完成度」
「料理の独創性」
「コストパフォーマンス」
「常に安定した料理全体の一貫性」
という世界共通の5つの評価基準で、ミシュランガイド調査員が極秘で調査をした上で話し合い、最終的に決定するのだとか。
ミシュランガイド「ミシュランマン」(キャラクター)
ミシュランガイドのキャラクター、「ミシュランマン」。
ミシュランマンの正式名称は、「ムッシュ・ビバンダム」だそうです。
ミシュランマン(ムッシュ・ビバンダム)を描いたのは、広告デザイナーのオ・ギャロ。
オ・ギャロがボツにしていたイラストの中の「ビール王 カンブリヌス」をエドゥアールが偶然目にし、そこに着想を得てオ・ギャロが描いたキャラクターがミシュランマン(ムッシュ・ビバンダム)なのだそうです。
ミシュランガイド「日本」
フランスでは1900年からという長い歴史があるミシュランガイド。
ただ、ミシュランガイドが日本のレストランを評価するようになったのは2007年からと、わりと最近のことです。
ミシュランガイド「ビブグルマン」
ミシュランガイドには「ビブグルマン」というマークがあります。
ビブグルマンの基準は、
「5000円(大阪・京都・東京)または3500円(地方)以下で、特におすすめの料理を提供するお店」
なんだそうですよ。
ビブグルマンのマークがついたレストランなら、手が届きそうな感じがしますね。