熊本城「案内人」(無料ガイド)

案内人さんと歩くと、熊本城の見え方が変わります。
今回は無料ガイドの、くまもとよかとこ案内人の会・徳永さんに案内していただきました。

ひとりで歩いていたら、きっと「大きい」「かっこいい」「写真映えする」で終わっていたかもしれません。
でも、震災で被害を受けた様子や、今どの部分が復旧中なのかを聞きながら歩くと、目の前の景色の意味が少しずつ変わっていきます。
熊本城「天守閣」

「天守閣」は復旧が進み、現在は内部見学もできるようになっています。
外から見上げる天守閣は本当に堂々としていて、黒と白のコントラストが美しく、熊本に来たんだなと実感する景色。
「復旧した場所」と「これから復旧していく場所」が同じ城内にあること。
熊本の復興を一緒に見守るような気持ちで歩く時間でした。
熊本城「武者返しの石垣」

特に印象に残ったのは、石垣です。
熊本城といえば、美しく反り上がる石垣(武者返しの石垣)のイメージがありますが…
震災の影響で崩れた場所もあり、取材時にも復興中の様子を見ることができました。
崩れた石をただ片付けるのではなく、ひとつひとつ記録し、元の位置に戻していく作業。
気が遠くなるような復旧の積み重ねが、今の熊本城を支えているのだと知りました。

観光地としての華やかさだけでなく、復興の途中にある今の姿…
完全に元通りになる前の熊本城を見られるのは、ある意味で今だけなのかもしれません。
熊本城「宇土櫓(うとやぐら)」

「宇土櫓」は熊本城本丸の北西部に建つ大型の櫓で、築城当時(1607年頃)の姿を今に伝える貴重な建造物です。
熊本城に現存する櫓の中で最大規模を誇り、国の重要文化財に指定されています。
熊本城「大イチョウ」

熊本城には「熊本城の大イチョウ(銀杏)」として知られる古木があります。
加藤清正が築城時に植えたという伝承が残り、西南戦争で天守閣が焼失した際にも生き残ったことから、熊本城復興の象徴として親しまれています。
また、熊本城は別名「銀杏城(ぎんなんじょう)」とも呼ばれます。
これは清正が籠城戦に備え、非常食として利用できるよう城内にイチョウを植えたという言い伝えに由来するとされています。
熊本城「井戸」

お城の中にある深い井戸も見学しました。
井戸はただの水場ではなく、籠城や防衛のことまで考えられた大切な場所。

のぞき込むと、その深さに思わず息をのみます。
華やかな天守閣や石垣だけでなく、こうした細かな場所にも、熊本城が“戦うための城”として造られていたことを感じました。
案内人さんと一緒に歩くと、何気なく通り過ぎてしまいそうな場所にも歴史があることに気づけます。
熊本城「暗がり通路」

熊本城の「暗がり通路(くらがりつうろ)」は、本丸御殿の地下に設けられた石造りの通路。
城の表舞台である豪華な本丸御殿とは対照的に、薄暗くひんやりとした空間が広がり、熊本城の防御機能を体感できる人気スポットのひとつとなっています。
通路内部は石垣や石壁で囲まれ、自然光がほとんど入らないため「暗がり通路」と呼ばれています。
敵に侵入された際の防御や、兵士の移動経路として利用されたと考えられており、豪華な御殿の地下に実戦的な施設が隠されている点が ”難攻不落の城” として知られている熊本城らしい特徴です。
熊本城「まとめ」
「熊本城」は…
◎ 加藤清正が築いた400年以上の歴史を持つ名城
◎ 難攻不落を支えた武者返しの石垣
◎ 天守閣内部で熊本城の歴史を学べる
今回歩いてみて思ったのは、「熊本城」は完全に復旧してから行く場所ではなく、復興中の今こそ訪れてほしい場所だということ。
崩れた石垣を見て、胸がぎゅっとなる瞬間もあります。
でも同時に、少しずつ前に進んでいる熊本の力強さも感じました。
観光として訪れることも、熊本を応援するひとつの形。
熊本旅の予定を立てるなら、ぜひ熊本城をゆっくり歩いてみてください。
できれば案内人さんと一緒に歩くと、ただ見るだけでは分からない熊本城の物語に出会えますよ(^o^)/
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